毎年、
冬になり寒くなると私の治療室はぎっくり腰の患者が多くなってきます。
実はぎっくり腰とよんでいますが、病名ではなく俗称です。ドイツでは
「魔女の一撃」と呼ばれているように強烈に痛いものです。
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ある患者さんのお話ですが、朝起きて洗面所で顔を洗おうとして中腰になったら グキ! と音がして腰に痛みを覚え、中腰の姿勢で顔を洗うのが辛くなり、その日のうちに徐々に痛みが増し、歩くのも大変で激痛を感じるようになってしまった、という患者さんがいます。このように、中腰になる時や足もとに置いてあった重い荷物を持ち上げ移動しようとした瞬間に腰に激痛が起きたり、ゴルフでスイングした瞬間になったり、激しく咳をしただけでも腰に激痛が起きたりすることがあります。
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病状としては激痛のため少し上半身を前かがみにしてしか歩けなかったり、上半身を後ろにそることができなかったり、歩くたびに振動で腰に痛みが増すのでゆっくり静かにしか歩けなかったりします。
こんな状態です。
それは、下の図のように
仙腸関節の軟骨が傷ついて、その関節が離れて “ ずれてしまう ” からです。
これを車に例えれば、下図のように正常で頑強な車軸(図1)が(図2)のように折れてしまったのと同じ状態です。
この車軸が折れた車に荷物を載せたら、その車はつぶれてしまい動かなくなってしまうように、これが人間であれば、 “ 腰が抜け ” 立てなくなり歩けなくなってしまうのです。
B 西洋医学では、これまで
ぎっくり腰の原因や発症のメカニズムは
ほとんど解明される事はなく、はっきりとした診断がつかないのが現状です。しかし、カイロプラクティック医学では、原因は、はっきりしていて腰や骨盤の筋肉、筋膜、じん帯、軟骨組織の損傷によるものです。
特に多いのが骨盤の仙骨と腸骨の2つの骨からなる
仙腸関節に付着するこれらの軟部組織の損傷により起こるのが、ほとんどの“ ぎっくり腰 ”です。
C 構造的にはどのようになるのかといいますと、トップページの図にも示してありますように仙腸関節がわずかに離開して腸骨が後下方にズレる場合が多くあります。(時には前方の方向にもズレたり、仙骨が前方にズレたりもします。)