| 変形性膝関節症の原因と最新研究 |
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| 中村 |
変形性関節症について分かりやすく説明して下さい。
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| 橋本 |
六十歳を過ぎるとかなり多くなり、特に女性で多くなる病気です。
正常な関節は骨と骨の間にすき間があり、そこに軟骨があるのですが、変形性膝関節症では軟骨がすり減ってしまい、炎症を起こして痛みがでます。
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| 中村 |
軟骨がすり減る原因として、軟骨細胞の「生き」がわるくなって死んでしまうから、ということを研究されてますね。
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| 橋本 |
軟骨は特別な組織で、神経も血管もなく、軟骨細胞の入れ替わりも非常に少ない。70%が水で、その間に軟骨細胞があります。これが軟骨の強度を守るコラーゲンなどを作っているのです。細胞の生きが悪くなってコラーゲンなどを作る能力がなくなり、最終的に死んでしまえば、軟骨を修復するもとがなくなります。変形性関節症ではこの点が問題になると考えています。
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| 中村 |
軟骨細胞にグルコサミン,コンドロイチンといった物質を作る能力がなくなるのが変形性膝関節症の原因のようですが、臨床研究の結果はどうですか。
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| 橋本 |
今年二月に開かれた全米整形外科学会で栄養補助剤のグルコサミン、コンドロイチンの効果について話し合われ、その有用性が発表されました。また、そのほかの国々の研究でも、関節症の痛みの改善などに効果があったと報告されています。
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| 中村 |
グルコサミンやコンドロイチンは軟骨細胞を元気づけ、死にかけた軟骨細胞を復活させると考えていいのですか。
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| 橋本 |
そうです。 |
| 中村 |
しかし、これだけ飲んでいれば変形性関節症が治るとは思えません。セオドサキスさんは補助剤の利用も含めて九つのステップを提案されていますが、ほかのステップを説明してもらえますか。
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| 橋本 |
一つは適度の運動で、非常に有効です。食事でも、炎症の原因になる活性酸素をブロックする抗酸化物質、ビタミンAなどをとることが大事です。
また、過度のダイエットはいけませんが、体重をコントロールすることもひざの治療としては大切です。
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※1999年4月11日読売新聞関節症シンポ抜粋